山口竜一騎手のこと
今年の6月。宇都宮から移籍してきた山口竜一騎手がデビューした。
なんだこの騎手は?!目が覚めるような騎乗ぶりにショックを受けた。
途中からの参戦、乗り馬に恵まれているとはいえない中でのリーディング4位。道営記念は乗り替わりで7番人気のビーファイターを2着に持ってくる。中央参戦で大万馬券の演出…
私が感じる魅力はそのような結果だけではない。
3コーナー過ぎからのマクリにレースの流れが変わる。
あまりムチはいれず、それでもたまに入れるムチで馬がぐんと伸びる。
レースを見てこんなにわくわくするなんて久しぶりだった。
山口騎手がいるレースがとても面白かった。
こんな騎手をなんで私は今まで知らなかったのだろう!?2000勝もしてるのに…。ミスターピンクの印象が強すぎたのか?(^_^;)
宇都宮時代のことを調べていたら、競馬がなくなった時のことが嫌でも目に入ってくる。
そして、宇都宮だけではない、上山、中津…他の競馬場の最後の日の記事を読んでいた。
活躍の影にはたくさんの苦労と悲しみがある。
そう思うと、今まではあまり気に留めていなかった移籍騎手を応援したい気持ちになっている。
ウメノコトブキ日記さんによると、今の夢は?との質問に、「もう1度宇都宮で乗りたい」と言っていたという内田騎手の言葉が胸に突き刺さる。
年末を迎えると、昨年訪れた競馬場の景色が思い出される。
あと20日で、宇都宮競馬場が完全閉鎖となる。
北海道に来た騎手たちに、もう2度とあんな悲しい思いはさせたくない、と強く思うのだ。
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