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2006年10月16日 (月)

ディープのしあわせ

入厩のことを書こうと思っているうちに引退のニュースが流れ、やっとまとめたと思ったら禁止薬物出たとかだし。
薬物のことはなんだかよくわからないし。
ディープに憧れた少年のこととかも心の痛むことだったし…

名馬の急な引退も慣れてしまった感があるとはいえ…。やはり寂しいなぁ。
盛り上げ方がどうのとかなんだかんだいってたけど、ディープのレース自体は楽しかったし。最初の衝撃若駒賞。そして今年の天皇賞。
今考えると、池江先生をはじめ周りの人たちのマスコミに対する態度が素晴らしかったんだよな…私たちがディープを応援できた一番の理由が、その周りの人たちの存在だったと今さら気づいた。
ディープだってやはりビジネスなんだよな。そのことも、その中のほっとするひとときも競馬の楽しさでもあったのだけど、ディープに関しては後者が多かった気がして忘れてしまっていたところがある。
スマーティジョーンズが引退するときにもいろいろあったようだけど、アイドル馬とビジネスとのギャップって大きく感じてしまうからなんか落ち込むんだよなぁ。

頑張れ馬券を速攻出したり相次ぐ引退が続いたりと(ディープの前に僕つけてね!ということで)、年内引退のソースがかなり濃いものとしてバックで流れているのかと思っていた。
けれどそうではなく、それを想定しての動きだったんだ、と凱旋門賞の後に思い直した。かなり「次の夢へ」というところで盛り上がっている感じだったから、来年も走るんだ、と「走ってなんぼ」な考えの私はほっとしていた。

他人事ながら売り上げとかも心配になってしまう。JRAは種付け→誕生→セリ→馴致→育成などなど、また追っかけないと。ディープのこどもが生まれました!と。セレクトセールで広告用のこども買わないと、って出ないか(-_-;)

自分は自分として、ファンってこういうときどうするものなのか、考えてしまう。
松坂とか新庄とか。
やだ、やめないでー!行かないでー!と思う。言ってもいいのがファンでもあると思う。
たどりつくところは、その人・馬が幸せになるかどうか…かな。
ディープにとって、どっちが幸せか。それがわからないから動揺している。
その裏に見え隠れするものたちにもちょっとだけ、辟易しているところもある。

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ばん馬のいる風景

プロフィール

  • ゆかです。北海道在住。いろんな馬に会うことが好き。 ばんえいは「ばん馬のいる風景」、ホッカイドウ競馬は「つぶ串ひとつ」というブログで書いてます。それ以外の馬ネタの行き先がここ。 TwitterとInstagramは@primoordine。地元紙記者、競馬ライター・カメラマン。小久保(斎藤)友香の名前で出ています

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