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2006年11月26日 (日)

北見記念

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今日のメインは北見記念!悲しい気持ちは忘れて、素敵な出走馬たちに挨拶をしよう。
一頭一頭の名前を呼ぶ。そうしたらまた涙が出てきてしまった。ばんえい競馬ではないと名前を呼ぶことができないのだ。
たまらなくなってその場を離れて号泣した。ばんえいはなくならないと強い気持ちを持っているはずなのに…。
「バルク!」という声が聞こえた。厩務員さんたちがジャパンカップを見ていたのだ。そうだ、そんな時間だ。すっかり忘れてた…。厩務員さんたちはディープが走っているにも関わらず(という言い方もへんだけど)みんなでバルクを応援していた。ちょっと嬉しい。バルク頑張れ!そしてディープがやってきた。バルクは残念だけど、騒動の後ディープが勝ったことは嬉しい…
バルク、ディープ。いつも当たり前のように思っていた、馬の名前を呼ぶこと。それができなくなるかもしれないなんて…ディープインパクトと名前をつけられ、その名を呼ぶことができなくなる未来なんて想像できるか?平地競馬だってわからない…

チャイムがなって騎手が騎乗した。すっかり日の暮れたパドックには大勢の人がいる。
わあっと歓声があがる。騎手がファンに向かって何かを投げた。隣のおじさんがそれを受け取った。「俺いいわ」と横に置いたので(笑)「じゃほしいー」ともらう。
馬上の騎手が「これだも」と笑っている。知り合いのようだ、ってそうじゃないとかわいそすぎる(笑) その騎手の勝負服デザインの入った帽子だった。
廃止になった競馬場でも同じような光景を見た。それとだぶって複雑な気持ちになる。違う、最後じゃないよ…。
ばんえいはなくならない。そんなことしないでよ、いや、今年の北見の最後の重賞だからってことだよね?
コースに走って入場する馬を見る。頑張れエリコー。

またスタート地点にやってきた。アンローズが近くをぐるぐる歩いている。アンちゃんも頑張れ…
今年最後の北見の重賞、という井馬さんの実況が聞こえてきた。

白い息を吐く馬たちにものすごい歓声。アンローズが坂を降りる。私は障害で手間取っているサダエリコを見ていた。勝ったのはアンローズ!強ーい!
帯広一場となればアンローズはこれから辛いはず。よかったねアンちゃん…。

それからは表彰式。相変わらずおとなしい~!寒い中、まっしろい湯気が上がる。フラッシュをたかれても全く動じないアンちゃんに人が群がる。携帯がたくさん掲げられている…すごい人!(^^) 理由はどうあれこの光景は嬉しい。

最終レースが終わった。駐車場も混んでいるからゆっくりと帰ろう…と馬場を見ていると調教がはじまった。これもまた、変わらない日常なのだ。
スタートの奥には光が連なっていた…車の列だった。中まで車が入ることもすごいのに、この光景は衝撃だった。

夜は北見らしく?焼肉を食べて明日に備える。
草ばんばの話をしながら、それもばんえいあってこそだという話をする。旋丸さんが書かれていた、おじさんが坂本ジャンプをするという話をすると、やはり騎手は草ばんば騎手の憧れだと。ファンも騎手の名を友達のように叫ぶものな。
一緒に食事をした人が下戸なのを忘れて乾杯などしてしまったけれど、へろへろになりながら「あんないい人たちを悲しませたらいけないよー!」と言っていたのが強く心に残った。
今日行った焼肉屋も美味しかった。以前行った、とても煙たくて新しくはないのだけれど、とっても美味しくて安かったあの焼肉屋にもう一度行きたいな…。何も新しいものばかりがいいとは思わないのだけど、そんな風に思う私が好きなものたちは残らないの?
それは普段生活していて何度も何度も思い、あきらめていたこと。
でも今は強くそれを叫びたい。自信を持って。

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ばん馬のいる風景

プロフィール

  • ゆかです。北海道在住。いろんな馬に会うことが好き。 ばんえいは「ばん馬のいる風景」、ホッカイドウ競馬は「つぶ串ひとつ」というブログで書いてます。それ以外の馬ネタの行き先がここ。 TwitterとInstagramは@primoordine。地元紙記者、競馬ライター・カメラマン。小久保(斎藤)友香の名前で出ています

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