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2010年10月17日 (日)

SJTを終えて

そういえば、3年前も同じことをしていた。
SJTが終わったとたん、さまざまな地域の競馬を見るようになった。すごい騎手たちがいる競馬場をもっと知りたいと思った。

3年前、札幌で行われたSJTで「僕のサインでいいんですか?」と言ってたくさんサインをしていた高知の赤岡騎手。高知のリーディングなのに、腰が低いな…と思っていた。
この時に優勝して、WSJSでも3位になって、それからどんどん活躍を見せ、今年は今まで勝率3割、連対率4割4分。今は高知に「赤岡ロードがある」と聞いたこともある。賞金が高くはない高知競馬にいて寄付をしたり。あの日の札幌から、地方競馬を代表する騎手が生まれたのかと思うとうれしくてたまらない。

14日、門別競馬場。3年前と同じ笑顔で「僕のサインでよければ何枚でもしますよ」と言ってサインを続ける赤岡騎手がいた。
3年経てば、人は変わるかも。そんなことも、ちょっとは思っていた。
それがないからこそ、トップジョッキーでいられるんだと思った。

赤岡騎手と同じ印象を抱いているのが、荒尾の杉村騎手。2人とも、いつもさわやかなスマイルを見せているのに騎乗となるとバシッと決める。杉村騎手が追うと、馬がぐいぐい伸びているのにしびれた。
今回は私も杉村騎手に優勝してほしいと思っていた。4戦目を勝った時、自然とガッツポーズが出た。自然と出るものなんだ。こんな経験、なかなかない。
次はWSJS。杉村騎手が門別を機に、どう変わっていくのかが楽しみだ。

きっと、近所にいたらやさしいお兄さん、いや、かわいい弟分なんだろう。
苦労や努力もしているだろうに、それが顔に出るというところがない。
わたしも、いつでも笑顔をというのを信条にしているけれど、内面に彼らのようなプロっぷりがあってこそのものかと思う。わたしももっと、頑張らなきゃ。
というように、彼らには見ている人に「頑張らなきゃ」と思わせる力があるんだ。

騎手、すげー。
各地にそれぞれ騎手がいて、週に数日、何レースか、しのぎを削らせてレースを行っている。また騎手のすごさに圧倒させられた。
SJTを2度も北海道で見られたことがとてもうれしい。的場騎手が門別は空港から遠い、なんて話をしていたけれど、また来てほしい。

追記。
3年経って赤岡騎手に変わったことが一つあった。黄色い声援が飛んでいた。やるぅぅ~。女性の声援は一番多かったんじゃないかな?ステキだものなぁ。さすが。高知競馬の騎手が女性に人気No.1。嬉しい。
第1ステージの盛岡に行った人にこの話をすると、盛岡にも赤岡ギャルと岡崎ギャルがいたそうだ。
「あと杉村オヤジがいたよ!」 …WSJS後は杉村ギャルの番だ!!

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ばん馬のいる風景

プロフィール

  • ゆかです。北海道在住。いろんな馬に会うことが好き。 ばんえいは「ばん馬のいる風景」、ホッカイドウ競馬は「つぶ串ひとつ」というブログで書いてます。それ以外の馬ネタの行き先がここ。 TwitterとInstagramは@primoordine。地元紙記者、競馬ライター・カメラマン。小久保(斎藤)友香の名前で出ています

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