いつか、野馬追で(1)
福島から避難して来た馬たちに会いにいかねば、と思っていた。野馬追で会った馬。競走馬を引退して福島に行き、次に野馬追に行った時に会える事を楽しみにしていた馬。
野馬追がいつも通りに行われるような状況が来ることを願って、挨拶をしておきたかった。それはやらなくてはいけないおまじないのように。
行く前に馬たちについて、復習と予習をした。
旧五輪共同育成センターには27頭、法理牧場には9頭。ネットで顔写真を探してプリントはしていくけど、把握できるだろうか。ただでさえ記憶力が落ちてるのに。
BTC助成馬の報告を見ていた。
2009年12月 いつも元気に放牧場を走りまわっています。(所有者コメント)
2010年7月 まだまだ元気一杯です。(所有者コメント)
2010年12月 いつも元気で放牧場では若い馬のように走りまわっています。(所有者コメント)
2011年4月13日 無事です。(所有者コメント)
2011年7月 いつも元気に放牧場を走り回っています。(所有者コメント)
2011年9月6日 移動しました。
一行が伝える、幸せな引退後の日々に加え、あの日以降の動き。いろいろ考えて涙が出てくる。
この日、札幌は猛吹雪。大丈夫かよおいー。高速が止まることも考えて早めに出発した。法理牧場は訪問時刻を10時半と伝えているし、見学時間も短いから遅刻できない。吹雪いて真っ白で怖い怖い。雪がガラスにつくと溶けて凍り、真っ白になる。ワイパーボロボロで窓はさらに真っ白。こえー。
それでも、恵庭からは青空が出てきた。なんでこんなに天気が違うんだろう。日高道に入ると気温は-15℃。寒いけど、澄んだ空気で写真が撮れそうだ。
結局9時過ぎに日高に着いたので、7時から15時まで(昼休みあり)見学可能な旧五輪共同育成センターへ先に向かった。
ここの前は何度も通っていたけど、私が競馬をはじめたころってまだ使っていたっけ?記憶にない。
というか、ずうっと「ごりん」だと思っていたら「いつわ」だったのか!! 長年読み方間違えていたとは衝撃だ!!
広い厩舎の裏に馬たちがいる。無口に名前がついている馬もいれば、それがはがれてしまっている馬もいる。
馬たちの写真は次回、一気に。