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2012年1月26日 (木)

いつか、野馬追で(1)

福島から避難して来た馬たちに会いにいかねば、と思っていた。野馬追で会った馬。競走馬を引退して福島に行き、次に野馬追に行った時に会える事を楽しみにしていた馬。
野馬追がいつも通りに行われるような状況が来ることを願って、挨拶をしておきたかった。それはやらなくてはいけないおまじないのように。

行く前に馬たちについて、復習と予習をした。
旧五輪共同育成センターには27頭、法理牧場には9頭。ネットで顔写真を探してプリントはしていくけど、把握できるだろうか。ただでさえ記憶力が落ちてるのに。

BTC助成馬の報告を見ていた。

  2009年12月 いつも元気に放牧場を走りまわっています。(所有者コメント)

  2010年7月 まだまだ元気一杯です。(所有者コメント)

  2010年12月 いつも元気で放牧場では若い馬のように走りまわっています。(所有者コメント)

  2011年4月13日 無事です。(所有者コメント)

  2011年7月 いつも元気に放牧場を走り回っています。(所有者コメント)

  2011年9月6日 移動しました。

一行が伝える、幸せな引退後の日々に加え、あの日以降の動き。いろいろ考えて涙が出てくる。

この日、札幌は猛吹雪。大丈夫かよおいー。高速が止まることも考えて早めに出発した。法理牧場は訪問時刻を10時半と伝えているし、見学時間も短いから遅刻できない。吹雪いて真っ白で怖い怖い。雪がガラスにつくと溶けて凍り、真っ白になる。ワイパーボロボロで窓はさらに真っ白。こえー。
それでも、恵庭からは青空が出てきた。なんでこんなに天気が違うんだろう。日高道に入ると気温は-15℃。寒いけど、澄んだ空気で写真が撮れそうだ。
結局9時過ぎに日高に着いたので、7時から15時まで(昼休みあり)見学可能な旧五輪共同育成センターへ先に向かった。

ここの前は何度も通っていたけど、私が競馬をはじめたころってまだ使っていたっけ?記憶にない。
というか、ずうっと「ごりん」だと思っていたら「いつわ」だったのか!! 長年読み方間違えていたとは衝撃だ!!
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広い厩舎の裏に馬たちがいる。無口に名前がついている馬もいれば、それがはがれてしまっている馬もいる。

馬たちの写真は次回、一気に。

2012年1月16日 (月)

佐賀競馬

小分けにでも更新しようと思いながら相変わらず出来ず、次の日の佐賀競馬のこと。
友の会バスで、柳川から競馬場へ向かった。
常連のおじちゃんたちが、競馬の話からテレビの話題まで盛り上がる。聞こえてきてしまうので飽きることがなかった。荒尾、9000万売れてたとよ。たいしたもんじゃ。ペリエじゃの、フランスかなんかの騎手…いや、ペリエじゃなかとよ、ベリーヤじゃ。トイレに何千万置いてったって人いるとよ。俺んとこに置いていってくれればいいのにな。震災に寄付するっていうならお前に入れてやるけど、あんた競馬に使うからだめだわ。…

大きな駐車場を埋め尽くす車に子供連れ。今日は土曜日だということに気づく。荷物はコインロッカーに預けた。
きっと、ほとんどの人はJRAの馬券売り場に向かってしまうのかと思ったが、スタンドにはかなりの人が残っていた。
おおっ、これが「何でも焼く店」!
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スタンドからJRAの馬券売り場まで行く間に「佐賀競馬は頭数が少ないから当てやすい!」という張り紙があった。
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至るところで馬券の情報が紹介され、売上増に向けた努力が垣間見られる。
JRAのメインレースが終わるとすぐに「佐賀競馬は○分からレースです」とアナウンスを入れる。洗練されている感じは受ける。競馬に熱心な場所だ。でも荒尾に行ったあとだからなのか、冷たい雨のせいもあるのか、なにかさみしい。
たくさんある食堂には、武豊とスノーエンデバーの写真が飾られていた。旭川競馬にもこんな食堂があったことを思い出してほっとする。

今の競馬では、存続の条件は売り上げの数字だけを見られてしまう。その現実をわかっていても、私は競馬の楽しさを馬券以外に感じている。その後ろめたさを凌駕するほどの魅力があるのだから仕方がない。
とはいえ、自分の好きな競馬場の雰囲気は、存続に反しているのかという思いで何度も悩んでしまう。

生活が苦しくなることがわかっているのに、それでもばんえいを存続させよう、と声をあげてよかったのか。つらそうな話を聞くといつも思う。ぼそっとそのことをつぶやくと、「そう言われたら元も子もないから、がんばるしかないんだ」。そういう、強い厩舎村の人たちに励まされてきた。

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たくさんの人がいたこの日の佐賀競馬の売上は、5000万だと聞いて驚く。

    *

11月の道営記念の寒い寒い日、スタンドに荒尾でお世話になった調教師が来ていた。たぶん、厩務員の働き口を探しにきているのだろう。または、馬。

年明け、その調教師から「引退しました」という丁寧なハガキが届く。自分の成績より、所属騎手の活躍、騎手、厩務員の次の職が決まったことを喜ぶ文面に涙が出る。

2012年1月 1日 (日)

2012年。私がやりたいこと

あけましておめでとうございます~~。
以下については、昨年のうちに書きたかったのにバタバタしてしまい新年のご挨拶状態。

荒尾競馬にとって、数少ないラッキーだったことの一つは、熊本日日新聞の荒尾支局長が小野由起子記者だったことだと思う。
競馬ブックにも連載された「荒尾競馬が消える」「厩舎団地よ、永遠に」という連載で、荒尾のあたたかさ、うつくしさを紹介し続けていた。
8月9日には「競馬は文化でないのか」というコラムを寄せている。「荒尾競馬にまつわる話からは、ヤマの町に生きた人々の喜びや生活が透けて見える」と、三池炭鉱を通した目線はさすが地元記者。ここで、荒尾競馬には編纂史がないことを知った。
私の近くの競馬にはチャンスがあるのだと思うと、荒尾のぶんも、と思う。
私が競馬をはじめたとき、シンザン、キーストン、アサデンコウ、セクレタリアト、歴史上の名馬の話を知るたびに競馬にハマっていった。
馬だけではなく、歴史上のできごとや人物に憧れ、学び、今を生きるのが私たち。
いま、ばんえいと道営の歴史をどれだけ知ることができるか…

これから私がやりたいことが、漠然とわかりはじめたのが昨年でした。

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ばん馬のいる風景

プロフィール

  • ゆかです。北海道在住、いろんな馬に会うことが好きです。ばんえいは「ばん馬のいる風景」、ホッカイドウ競馬は「つぶ串ひとつ」というブログです。 TwitterとInstagramは@primoordineです。小久保(斎藤)友香という名前でばんえいや道営のことを書いたりしています。

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