ザカリヤのこと
ザカリヤが亡くなった。
ボヘミアンカバリエを好きになって、伊達秀和オーナーのことを調べていたら、持ち馬の名前がみんなすてきだった。意味を一頭一頭調べていった。
ザカリヤは、新約聖書に登場する、ヨハネの父である祭司の名前。高齢でありながら使いがきて、子に恵まれるという。きっと、ザカリヤは種牡馬になって、活躍してくれるんだと思っていた。
そして、勝ち進んでNZTで勝利。この頃はプリモディーネとかフィガロとか、伊達オーナーの馬がいっぱい活躍していた。その後種牡馬になって、少ない産駒の中からも活躍馬を出して、数年で種牡馬を引退した。残念だけど、この時代では仕方がない。でもその馬名から夢をみて、産駒が走っているのを見られたことが楽しかった。
昨年、ホースガーデンしらおいに会いにいった。頭の良さそうな顔で、懐っこく近くに来てくれたのがうれしかった。
その時の写真はここ。
http://tategami.way-nifty.com/blog/2012/11/post-7ee5.html
こことか、こことか、里親さんとか。
2着だったNHKマイルCで優勝したシンボリインディのことを、ザカリヤが走るたびに一緒に思い出していた。ライバルのシンボリインディもすてきな馬で、亡くなったことが悲しくて、ずっと引きずっていたな。
17歳か。心臓まひなら、そんなに苦しまなかっただろうか。幸せな一生だったかな。今までありがとう。ゆっくりおやすみ。