わたしにできること
最近思う。私は働く馬が好きなのだと。
見た目にわかりやすい馬車や馬搬、馬耕の馬たちだけではなく、競馬や乗馬の馬たちなども全部含めて、人に従事してくれる馬たちが愛おしい。そして、その馬と人とのつながりが好きだ。
最近、馬文化を残していこうという新しい動きが、確実に増えている。
あちこち写真を撮りに行くたびに、何もできない自分がもどかしくなる。私もどこかに一緒に加わるべきか? 結局は「私にできることはこれらを伝えること」という結論になる。でも、口先ばかりで体を動かさない自分がすごく情けない。というより、伝えることさえもできていない。ここ最近、これでいいのか、と自問自答の思いが強くなっている。
そんな思いが強かった時、登別で馬搬を撮影しに行って「紹介してくれたおかげで、馬搬やりたい、という人から連絡くれるようになって」と言われて、ちょっとは役に立てたのかな、とほっとした。
昔より、ネットで紹介することを嫌がられたり、よく思わない人が増えたりして嫌になることも最近は多い。でも、そんなことに負けてられない。自分が馬のためにできるほんの小さなことだけど、続けていく強い気持ちを持たなければ。