ソルテの縁
24日、大井のフジノウェーブ記念を勝ったのはソルテ。
暖かな薪ストーブの横に飾られていた、ソルテのゼッケンを思い出す。
昨年、ソルテの生産牧場、下村さんの牧場にお邪魔した。大好きな馬の妹であり最後の娘である、ニットウプラリーネが余生を送っている。
こういった縁で、勝利を喜べる。うれしいことだ。
母、キャロルに一番似ていた。繁殖入りするものだと思っていたが、母にはなれなかった。キャロルに似た、優しくて強い母親になると思っていた。でもこればかりは仕方がない。牧場の意向で余生を過ごせてるし、とても幸せそうだ。
唯一繁殖入りした娘は、初仔を育児拒否した。ミルクで大切に育てられた子は中国に渡った。2番目の子はきちんと育てたけれど、受胎率もあまり良くないままで、写真その後乗馬となった。(←本当に乗馬)
血を繋ぐって難しい。自分の好きな馬の血が、どこまで残っていくのだろう。
ブラックタイプから消えていく血統は、それでも私の心の中の温かな場所に残っている。