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2017年7月29日 (土)

道営三冠

三冠レースが、ここまでいろんな思いになることはなかった。

北斗盃は岩手のベンテンコゾウが勝った。
道営馬は、各地に遠征しては優勝することが多くて、
そのたびに、道営馬の強さを見たか、といい気分になっていた。
遠征の楽しさって正直そこだ。すいませんが。
「元道営馬」が勝っただけでも気分がよくなる。東京ダービーのヒガシウィルウィン!! みたいな。
岩手の南部駒賞にはなんとか行きたい、と思っていたことがある。それは道営馬が勝つことが多いから。道営が終わって(最近は最終週前が多いけど)寂しい時期だし。
そんなふうに、他場をなめくさっていたところが私にはある。

それが、岩手の馬にやられた。それでも、北斗盃はそんなに悔しさもなかったのだ。
岩手はばんえいと同時期に存続を乗りこえたという仲間意識がある。岩手ならいい、岩手ならうれしい。
正直そんな気持ちだった。次は負けないぞ、という思いも心地よかった。
遠征がありがたい。心からそう思っていた。

それでも、北海優駿前になるとちょっと心がざわざわしてきた。
そして、またやられてしまった。今回は北斗盃のようには思わず、単純に悔しかった。なんでなんだろう。
ダービーだからか。3つあるうちの2つを取られちゃったからなのか。

王冠賞こそはなんとか道営馬に勝ってほしい。キンコ以来の三冠を他場に取られちゃうのか。
2600じゃなくて1800だし、強いのだから、勝たれたら仕方がないけれど悔しい。
馬券だってベンテンコゾウは買いたくないけど、でもここは買わないと。強さを認めることとは別。ストーンリバーから2頭に流す。頼む、桑村に阿部龍。直線スーパーステションが抜け出して胸をなでおろした。
って、なんでここまで。
馬券が久々のヒットだったのも喜び倍増だった。

ベンテンコゾウはちょっと夏負け気味だったとの記事も見た。出負けして前に出せず(道営騎手が前に出させず?)思うような競馬ができなかった印象。アウェーがどれだけ大変なのか、ということだ。
そんな中で岩手や南関、JRAで活躍した先人たちのことを思い出す。みんなすごかったんだ。バルクに限っては海外もだしなぁ。
「おらが馬」のライバルの存在を楽しめるのが交流競走。
さまざまなことを乗り越えてきた人馬がいるから、遠征に心惹かれるのだ。そのことを思い出させてくれたベンテンコゾウ。私の中の三冠レースを盛り上げてくれた。

短くても

ブログやFacebookの更新って、なんだかかしこまってしまう。
それだけが更新遅れの原因ではないのだけど。どうでもいいつぶやきというのはツイッターくらいがちょうどいい。
でももうちょっとは更新してみようかな。と思いながら数年(汗)。
思うことはあり、忘れてしまうのもなんなので、覚書程度にこれから書いていきたいです。今度こそ。

2017年7月22日 (土)

セカンド・チャンス

最近、野球づいている。
いろいろと思い出していたら、野球ネタが周りからやってくる。そんな偶然が多い。

そのことと直接関係はないのだけど、Numberの清原特集を読んだ。
いろいろ感じる中、印象に残ったのがダルビッシュの話。
アメリカでは「セカンド・チャンス」が一般的で、何かやってしまった元選手にも新たな道が拓かれている、という。

そういうことを堂々と言えるダルビッシュすごい! さすが元ファイターズ!!
ダルビッシュのコメントにはいつもはっとさせられる。すごい選手だと思う。

今でもふと、田原成貴のことを思い出す。あれだけかっこいい騎手の記憶が、歴史が、ないことにさせられるたびに悔しく思う。
競馬の場合は野球や他のスポーツと違ってギャンブルだから特に復帰は難しいだろう。
それでも、病んでしまったヒーローをサポートすることはできないのだろうか。
あれだけ競馬に貢献した人を守ってあげられないのか。

ダルビッシュも触れていたけど、日本は一度の失敗に厳しすぎるように思う。
だから過去の出来事を掘り起こして人を潰すことができてしまうのだろう。掘り起こすことに躍起になってしまうのだろう。

私は好きな俳優や歌手が、覚醒剤や暴行事件で話題になることが多い。自分を追い込んでしまうタイプが好きなのかなぁ。狂気じみた演技や深い曲に魅力を感じるからか。

やったことは悪い。でも、憧れたものが去り、歴史さえも残らない。
大声ではいえないけど、そのことがとても寂しい。

ノースクイーンカップ

ウェブハロンで、ホッカイドウ競馬のノースクイーンカップの記事を書かせていただきました。
http://www.keiba.go.jp/furlong/2017/tokusyu/gdj_data/k-170720.html
ジュエルクイーン、スギノキューティーの孫だったのね。
真っ黒くて、しゅっとした馬体が牝馬らしくてすごくかっこよかった。いつか会いに行きたいなぁと思っているうちに、もう孫が活躍する年になっていた。
だいたい私が競馬を見ていたころの好きだった馬は2代、3代母くらいだからなぁ。

で、お知らせ忘れていた。昨年度のWebハロンの冊子版「ウェブハロン2016」が発行されました。
私はばんえいグランプリと、ブリーダーズゴールドカップ、北海道2歳優駿、道営記念の記事を書かせていただいています。交流にドキドキ!! 中央怖かった!!

ウェブハロン http://www.keiba.go.jp/furlong/
こちらで購入ができます。 ハロン販売特設ページ

今日は自分の記事が一気に3つアップ。そのうち2つはばんえいなので「ばん馬のいる風景」のほうで紹介しているけど、その中から一つ。
ばんえい十勝10周年を記念してつくられた記念誌「THE BANBA」、PDF版がアップされました。
ぜひ多くの方に見てほしいです。ここ10年のこと、ばんえいのことが丁寧にまとめられています。
http://www.banei-keiba.or.jp/db_digitalcontent.php

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ばん馬のいる風景

プロフィール

  • ゆかです。北海道在住。いろんな馬に会うことが好き。 ばんえいは「ばん馬のいる風景」、ホッカイドウ競馬は「つぶ串ひとつ」というブログで書いてます。それ以外の馬ネタの行き先がここ。 TwitterとInstagramは@primoordine。地元紙記者、競馬ライター・カメラマン。小久保(斎藤)友香の名前で出ています

つぶ串ひとつ

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