小島太のこと
私が競馬を始めた頃、騎手を引退することになった小島太。
その小島太が、調教師を引退するとは。時の流れの速さを認められない。私、そんなに長く競馬やってるか?
当時は「名騎手は名調教師にあらず」が当たり前の時代。ローレルにも騎乗した名騎手が、調教師として活躍馬を多く送り出すことが嬉しかった。「ローレルの子で凱旋門賞に」という夢は叶わなくても、「小島太厩舎の馬で凱旋門賞に」ということは達成してしまった。私の中の時代が2つ終わってしまった。
最後の週、1500勝を達成したのはメンデンホール、横山典弘。
ガッツポーズが話題になったが、それより胸を打たれたのがフライングディスマウント。デットーリがやるアレだ。若かりしノリちゃんは、ローレルの馬上から同じように飛び降りた。その思い出がフラッシュバックした。懐かしい光景、きゅんとするなぁ。
小島太氏は、解説者という話もあるそうだ。なんかどこかでやってなかったっけ。ってそれ、大相撲か。