朝は写真を撮る。先日失敗、というかカメラにごみが入っていて失敗したのでリベンジ!のはずだったけどうまくいかないなー。
それから馬頭観音に行き、スーパーペガサスに手を合わせてきた。
みんな、無事完走することができますように、とばんえい記念の雄に祈る。
横には、先日ゴール後に心臓麻痺で亡くなったボンバイエの新しい卒塔婆が建てられていた。
それからホテルに帰って寝たけど…なんか寝れない!!食欲もない…
ホテルを出てから忘れ物したり…あきらかにいつもの自分と違う。どうした自分!
大きな荷物を持った人が数名、競馬場に向かって歩いていく。みんな今日を見に来たのだろうか。嬉しい。
入口でブックを買うと「どこから来たの?」「札幌です。」と観光客トーク。
リッキーハウスの手伝いもせねば。でも逆に足ひっぱってるかな??
またばんえい記念Tシャツで営業。でも昨日より風が冷たい。
2Rはミヤビライコウの応援。2障害までおおっ!と思わせたけどそれからが残念。うーむ。
昨日はほとんど馬券を買えなかったのでまずは購入。難しい…当たらね~。多くの人と「ここでは当たり馬券を売っていないらしい」という話をする。馬場水分が低くなると逆に軽くなる、岩見沢状態。それにしても散水知らなかったよ~。
1Rから人が多い!いいねぇー。4Rでは人気のウィナーナナが8着で藤野騎手がヤジられまくり。ヤジも聞くの久しぶりだ!私はナナ好きだけど切ったけどね~でも外したけど。わけわからなくないヤジは嫌いじゃない。盛り上がってきた感じがする。嬉しい。
そのうち、きりきりと胃が痛みはじめる。ヤバい…。先日帯広に行った時に胃腸にくる風邪をもらってきたのだけど同じような症状が…ぶりかえした?疲れか?緊張しているんだろうか。あまり胃痛になったことがないのであせる…あ~辛い。トイレにも行きたい…はうー。ばんえい記念まで持つか??
まったり休みつつ、知り合いと挨拶しつつ。イテテテ。スタンドでぼんやり座る…うう、いい馬が多いのにーっ。
6RはTIM記念。去年のばんえい記念を見て感動していたTIMが今日帯広にいて嬉しい!生でばんえい記念見てどう思うのかなー。レースを制したのはムテキダイチ。表彰でも毎回「いよっムテキダイチ!」といって盛り上げてくれたし、「ムテキダイチ、命!」「祝!」とかネタまで披露!いいなぁー。
8Rからはさすがに写真を撮りに頑張る。9Rと…それからはばん馬のいる風景にいつかアップするんでそれを見てください。うー胃がキリキリ…
ばんえい記念のパドックがはじまった。皆川調教師がパドックの、テレビに映るところに立って馬を見ている(笑)。自厩舎タケノホウシュウは娘さんたちがおしゃれをしているから、おしゃれしていない馬を見ては「だめだなー、うちみたいにしないと」とか言ったり(笑)。厩務員さんと一緒にバスに乗ってスタート地点へ向かっていた。特別なばんえい記念!嬉しいんだなぁ。
それからばんえい記念の1トンのソリを見たくて、本馬場入場後に入口に走った。入場行進曲を演奏した自衛隊が帰るところだった。一人回れ右出来てなかったよ!
ミサイルとトモエパワーだけが他の馬とは違うところにいた。待っている馬たちにそりをつける写真を撮りたいんだけど…もう〆切間際の音楽が流れているのに、厩務員さんが誰一人動かない。スタートの時刻が遅れているんだろうけどレースに間に合わなかったらと一応心配になって途中で戻ってきた。撮れなくてちょっと残念。仕方ないけど。
ゴール地点にはすでにカメラマンがたくさんいる。今日は北東の風が吹いていたから(ゴルフ場の方からゴール方向)、1枠の方にいたら埃にまみれないですむのだけどみんな同じことを考えていたらしく人が多いので行けない。ここしかないや…と6枠あたりに場所を確保する。
でもだんだんと風向きが北寄りに変わってきた。スタンドに向かって吹くというのです(^_^;)
というより、そんなことを考えてられないくらい緊張してきた。涙が出そうになる。感極まる、というのはこういうことをいうのだろう。そして。熱望していたけど無理だと思っていた、昨年までの重賞ファンファーレが流れた。
嬉しい!!!
そして、今年度からの重賞ファンファーレ。1年聞いてきて、このファンファーレでも重賞だという緊張感を感じるようになってきていた。伝統と新生ばんえいのコラボレーション。やられた!
感動している間もなくスタートが切られた。ここからは立っていないとレースが見えない。それでも途中から緊張で立てなりしゃがみこむ。でもこれじゃレースわからないからやっぱり頑張って立つ…
スタンドの歓声。強いトモエパワー。よいしょ。悲鳴。アンローズ!右の耳で歓声を、左の耳で厩務員のかけ声を。大きな声は出せない場所、でも声が出そうになる。
強い、さすが西さん、トモエやった!!ミサイル2着かぁ…4→3→2ときたな。来年?
スターエンジェル頑張れ!複勝買ってるんだよ~。厩務員さんがたまらず近くまで来て声援を送っている。ようし、さすが!うーボブ残念…アンちゃんが大きな声援に送られている。タケノホウシュウとヨコハマイサムがゴール。厩務員と一緒に走ってきた皆川調教師がそりを外している。ダイニハクリュウが声援を受けている。頑張れ!!非情にもタイムオーバーのランプが回っているのが見える。それでも少しずつ、少しずつ前に進んでいく。よく越えたよ。私たちも頑張りを認めて拍手。
はぁ、力が入った…。そりの写真を撮り、移動して表彰式へと向かうトモエパワーを待つ。
表彰の間、綱を持っている厩務員さんが取材を受けている。見ている人たちがそのやりとりを聞いていて笑っていた。かなりコメントを考えている様子。「いや、ちょっと今の待って…」とか言って。嬉しさをかみ殺しているのかな?
すべての取材が終わり、厩務員さんはトモエパワーの背中に乗った。ひゅうと口笛をならして合図。知り合いの子どもたちがかけよってくる。ピースで応える。
エビスオウジャのブルゾンを着た厩務員さん。おめでとう。
私の胃痛もかなり軽くなった。やはり緊張していたのか?
最終レースは須田鷹雄記念。その後表彰式の場所で、須田さんや何名かで反省会をして盛り上がった。いっぱい笑った。最後、こうやって笑えてよかった。きっと、レースで涙を流していた人たちも笑顔になったと思う。悲しい涙ではないといえ。
帯広駅についた。JRの待合室で「シンエイキンカイが…」と話をするおじさんたちはどこから来たのだろう?
帰りのJRも興奮で寝れずに、ずっとこの2日間のことを考えていた。